シーラカンス日記

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help リーダーに追加 RSS 「子どもを傷つけずに済んだ。人として死ねることがうれしい。」

<<   作成日時 : 2008/06/25 20:42   >>

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表題の言葉は、
漫画家・西原理恵子氏のダンナさんが
なくなる直前に言った言葉、だそうです。
きょう、たまたまテレビでやっていたNHK教育の
この人と福祉を語ろう〜西原理恵子〜」で、
彼女が語っていました。
ハチャメチャ西原ワールドの背景に、
こんな哀しい話があったとは。

彼女の夫、鴨志田穣さんは
戦場の取材を主にするフリージャーナリストでした。
そして、アルコール依存症とガンを患っていたのです。

アルコール依存症は鴨志田氏の精神を蝕み、
人として許されない言動へと
彼を追いやってしまっていました。
6年間の結婚生活の後、西原さんは
最終的に鴨志田さんと別れることを選びます。
「なぜ離婚することを選んだのですか」
とインタビュアーに問われ、西原さんは
「片方に子どもたちの手を握り、
 片方にアルコール依存の彼の手を握り、
 難破したような状況の中で、
 片方の手を離して生き延びようとすれば、
 それは彼のほうでしかなかった。
 そうしてみて彼はようやく、自分の
 アルコール依存と戦う決意をしたんです」
と話しました。

鴨志田氏は入院し、
専門治療を受けることになります。
西原さんもそこでようやく、
アルコール依存症というものの恐ろしさを知りました。
この病気のことを最初からよく知っていれば、
もっとこの病気に夫婦して早く
ケリをつけていられたかもしれないのに。
そういう悔しさが、今でもあるそうです。

苦しみの果てにようやく、
アルコール依存に別れを告げる一家。
しかし、そのときには彼は既に
腎臓ガンに侵されていました。

その後彼がなくなるまでの6ヶ月間、
ようやく西原さんたち一家は「家族」としての
夢のような日々を過ごすことができました。
そうそう、そういえばこの人、
結婚前はこういういい人だったよなと、
そのときになって思い出したそうです。
よかった、アルコール依存による憎しみあいのまま
家族を終えることがなくて。
と、西原さんは言います。

アルコール依存は、ガンと同じような
難治性の病です。だからこそ、
家族や周囲の助けと専門医による
全力の治療が必要なんです。
西原さんはテレビで淡々と訴えていました。

シンプルなインタビュー番組でしたが、
とても動かされました。
西原家の食卓には今、
彼によく似たカエルのぬいぐるみがあり、
その横で子どもたちは食事をし、宿題をし、
生活をしているんだそうです。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
いいですね。
憎しみあいのまま終わらなくて。
憎しみあうパパとママの間では
子ども達がかわいそうだから。
完全なハッピーエンドでないところが
人生なんですかね〜
ゆうづき
2008/06/26 10:29
>ゆうづきさん
そうなんですよね。でも、西原さんは「せめてもの救いは憎しみあいながら最期を迎えなかったこと」と言っていました。気づきがあって、幸せな時間があったことが何よりだった、って。それを聞いて、幸せな時間は誰にとっても有限なものなのかもしれないなってちょっと思いました。人生ですねえ…
シーラカンス
2008/06/29 21:23

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