シーラカンス日記

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zoom RSS 子どもの時間の流れ方

<<   作成日時 : 2010/06/26 11:55   >>

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会社に出かけるころ、
幼稚園バスを待つ母子をよく見かけます。
母親が下の子を抱っこヒモやベビーカーにくくりつけ
上の子の手を引いて歩いたりしている。
子どもはノーンビリ歩いて、
時々母親の手を振り解こうとしたりして、
お母さんタイヘンそう。
ああいうときってお母さん、
体力的にもシンドいときだよね〜、
子どもは可愛いけどね〜。と思って眺めています。

長女がまだ4歳5歳ぐらいで
下の子が抱っこヒモやベビーカーの頃は
毎日ドタバタでした。
でもハタから見たらノンビリして見えたでしょう…
子どもって周りを見てないので
道端で気になる虫や葉っぱを見つけたら
しゃがみこんで動かない。
大人の事情にあわせて動いたりしないので
時間に遅れそうでもなんでも
気になったことをトコトンやろうとする。
危なっかしいこともするので目を離すこともできない。

子どもには多分、
子どもだけの時間の流れかたがありますね。
子どもが何かに没頭し始めたら、
見ている大人はその時間の流れ方を
横で眺めているしかない。
そこに効率性なんてものは全然なくて、
大人はエゴを消して寄り添うしかない。

仕事に邁進する人としての意識で見てしまうと
子どもの道草につきあっている大人の姿は多分
すごーくお気楽に見えてしまう気がします。
でも、多分つきあう大人の側は
子どもに寄り添うことに適性を持つ人以外は
かなり「諦め」を背負ってつきあっていて、
別に呑気な時間を過ごしているわけじゃなかったりして…。
あー、この時間があったら本当は
買い物もできた、家の掃除もできた、
銀行に立ち寄って振り込みもできた、
読みたい本もあったし聞きたい曲もあった、とか。

でも子どもの時間って多分、大事。
この、悠長な時間の流れが
彼らの心をはぐくんでいるんだろうなーと思う。
だから、あのとき、
イラついてしまったことも多々あるけど、
一緒につきあってゆっくり歩いて
一緒につきあって長い風呂に入り
一緒につきあって何冊も絵本を読んでやったことは
多分よかったんだろう。
いや、そう思うしかないわけです。
あの数年間はそういうもんだったんだと。

今ではもう長女(12)も次女(9)も、
自分の世界を持っていて、
夢中になれることや自信が持てないこともあり
それぞれに悩んだり苦しんだりして
自分の足で歩こうとしています。
彼らにはこれから彼ら自身の青春があって、
彼ら自身の人生が待っている。
だから、母ちゃんとしては、
それを後ろから見る、
時々バックアップしてあげる、
ぐらいしかできることは大してもうありません。

あの頃、彼らの悠長な時間につきあって
一緒にほっつき歩いたりボーッとしたりしたことは
きっとムダじゃないんだよね。
あの頃のああいう時間がきっと
今の私たちを形作っているんだよね。
と、今にして思っているのです。

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「子どもの時間の流れ方」について
厚生労働省が、「第8回21世紀出生児縦断調査」の結果を発表しています。いろいろおもしろい結果があります。 ...続きを見る
労働、社会問題
2010/07/14 21:54

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
しみじみと読んでしまいました。
うちの娘も13歳。
母よりずっと背も高く、力も大きく、頭もいい。
あの頃、まだ小さかった娘をせかして毎朝、保育園に送り、休日はたまった家事をかたづけまくり、
その間に娘はどんどん大きくなって…
でもずっと家にいるママだったら、
子ども時間でつきあってやれたかなぁ。
短い時間しかなかったから、付き合ってこれた気がする。
子ども自身、中学生になり、「保育園時代に戻りたい。」というのを聞き、ちょっと笑ってしまう母です。
子供時間を過ごす時代が楽しかったのは、何よりうれしい。
rosso
2010/06/26 14:03
>rossoさん
rossoさんのお子さんも「保育園時代に戻りたい」っておっしゃるんですか!(^^)ウチの二人の子どもたちも全くもって同じです。ハタメに見るぶんにはお遊戯もテキトーで不ぞろいな感じ、真冬も裸足で走り回り、親の帰る時間もまちまち。という状況で私自身は「ひょっとしてこれは不憫なのか?」と自問自答したりするときもあったんですが、でも子どもたち自身はそんなこと全くへっちゃらなんですね。親の怒涛のような生活感覚というのは彼らには実はあまり影響してなかったようで、保育園の先生方に心底感謝しております。なかなかたくましく育ってるし。

子どもって、親が働いていても家にいても、じっくりつきあう時間をある程度求める存在なのかもな〜という気がします。その大人は必ずしも母親でなければならないとは思わないけど、とにかくじっと共に居て、時間を奉げてくれる大人の存在を必要とするんだろうなーと。その大人になれたのは、実は幸運なことだったのかなーと思ってるのです。
シーラカンス
2010/06/26 23:45
いい話です
わたしの場合はまだ一緒に歩くというよりはベビーカーにくくりっぱなしですが・・・
友人が同じようなことをはなしていていいな・・・とおもっていました
東京だと自転車に乗せて移動することが多いけどアンチ自転車なんだそうです
どんなに大変でも子供と歩くと何倍もの時間がかかっても子供はかならず何かを発見すると・・・それを優先したいんだとシーラさん風に言えば彼女は元来子供によりそうのに相当な適正があるタイプでもあるけど
いいなあと思っていますがせっかちな性格のわたしとなにがなんでも朝は時間のないわたしが今後そんなことをしてあげられるか自信がないのですがそうしたいなあと思っているのですが
子供の成長は本当にあっというまでもったいないくらいです
毎日ヒステリックになっていないで大事にしなくてはならないですねえ(わかっていても難しく日々同じ反省を繰り返していますが)
パラ犬
2010/06/27 02:33
>パラ犬さん
そうなんですよねー、じっくり見ているといろんな発見するんですよね子どもってねぇ。

でもそうは言いましてもワタシも移動の際はクルマにくくりつけの状態で、チャイルドシートは安全のためというよりはほとんど「子どもくくり」の道具、みたいな感じだったわけで、そうも気長にお散歩できたわけではないのですよー…。
子どもって大人の時間をある程度以上どうしても求める存在だよなあ。って、今、はたで見ててそう思うのです。それを求められてたときはそんなヨユーなかったので、楽しもうにも楽しめなかったんですよね。もっときっちり向かいあってやりゃ良かったなあと今にして反省する部分が多々あります。
シーラカンス
2010/07/03 22:39
「父として考える」東浩紀、宮台真司(NHK出版)は大変刺激的な本です。都市、地方、教育、格差、就職など問題のありか、考え方が具体的に発言されています。
たつうま
2010/07/21 07:21

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