「オカマだけどOLやってます。」

「オカマだけどOLやってます。」
という面白いタイトルの本を読みました。
マンガ半分、エッセイ半分の軽みのある本ですが、
たんたんと、生物学的には男性として生まれた人が
女性として生活するに至った過程を描いていて、
そのリアリティが面白かった。
でも、深刻な書き方の本ではないです。

この人はいわゆる「性同一障害」なんだそうです。
でも本人曰く、特別に美形とか
モテ系とかいうわけではないらしい。
ただ、女性であるということを、
働いているところで疑われることは殆どなくて、
その点では至ってフツーに、すんなりと
周囲に溶け込んで東京生活をしている、
のだそうです。
当初は「なんだか線の細い男性」が
「女性っぽい男性」になり、
「女か男かわからない人」になり、
次第に「人から女に見られるのを当然と思う男性」になり、
ついには本当に女として生活し始めていく姿が
描かれています。

中に書いてあった文章で、
『オカマと知ると急になんだか理解を示して
 仲良しムード満々になる人がニガテだ』
って書いている部分があって、
あーそうなのかーと思いました。
語弊があるかもしれないですが、
「なんだか面白いな」と。
実のところどう理解していいやら
生理的にはとても把握できないからこそ
「私はそういうこと、わかるよ。リベラルだし
 ニュートラルな人間なんだよ私って」
っていう思い込みとポーズとを相手に示してしまう。
そんな妙な態度を見て、当の本人が引いてしまう、
ってことなのかなーと。

この本はもともとブログでスタートし評判になり
その後本になったというものだそうで、
著者本人は今もどうやら普通にOLとして
生活しているらしいです。
なんだか、1人の性同一障害の人の生活を
リアリティもって追体験したみたいな気がして、
周囲からは普通の生活に見えるはずのものが
実際には非常にスリリングだという点で、
これまた語弊があるかもしれないけど面白い。

あっという間に読んでしまいました。
で、家の本棚に置いておいたら
あっという間に今度は長女(10)が読んでしまい、
「おかーさん、これ面白いねえ!」って言ってました。

うーん、いいのか?

ま、いいのか。



オカマだけどOLやってます。
竹書房
能町 みね子

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